山下薫平備忘録

声優・山下薫平です。兼業としてマーケティング支援の会社をやっていたり。声優業の話をしつつ、たまーにビジネスの話もしたり?

ストラテジー。

台風の日はコロッケを食う。食え。

おはようございますこんにちはこんばんは。

僕こと山下薫平です。

これまた方方で更新を楽しみにしているとの声を受けたので(誇大表現)ふわっと週一更新ぐらいでやっていきたいと思います。

今日はスタジオでレッスンののち、台風の雨のなかえっちらおっちら歩いて帰ってきました。

スタジオ→駅までタクシー移動したけどなかなか捕まらなくて実質陸の孤島状態でした。ミステリーでよくある孤島館もの気分。

肩書のお話

そんな7月の終わりですが、前回「後日」と言い逃れした肩書のことをお話します。前回は下から。

kunpeivoice.hateblo.jp

自称マーケティングストラテジストというところで、先日会社の同僚の方から「どういう意味なんですか?」と聞かれたので、閲覧者数少なさそうないまのうちに書いてしまおうという魂胆であります。

ストラテジスト=戦略家ということで、マーケティングに関わる戦略を考える立場でいたいという考えからこれは名乗っているのですが、なんでそこにこだわっているのかということを今日はつらつらと。

マーケティング

ってなんじゃらほいという話。

なんかわかるようなわからんような言葉ですよ、こいつ。かく言う僕も自分の言葉で語れるようになったのは本当にここ最近のこと。

企画部とか販促部とかそんなところも会社によってはマーケティング担当になるんですかね?知らんけど。新卒で入社した会社では企画部っていう名前でした。

っでぇ。

そこの会社の「マーケティング部門」がやっていたことは、主に市場調査・販促PRっていう感じで、マーケティングマーケティング、営業(当時は営業やってました)は営業って感じで縦割りだったんですよね。

だったんですよねっていうからには今はそこを縦割りにするべきではないと思っているということでもあるんですが、そんな経緯もありマーケティングってまぁそんな感じで販促PRとか集客(当時はセミナーの開催準備とかをそこの部署がやってました)するものなんだなぁというぐらいに思っていました。

ところがぎっちょん、最近になってちょっと真面目にマーケティングについて勉強しないといけないなぁと思って本をいろいろ読むとどうやらそこは本質じゃないということを教えられたわけです。

読んだのは↓のあたり。

  

これらの本に曰く、マーケティングなるものは「モノが売れる仕組みづくり」をすることらしいです。目からうろこ。

市場調査や販促PR、あるいは僕がいまメインでやっている広告による集客なんかはあくまでそこにぶら下がる手段や機能でしかないということですね。

仕組みを作る

ということでマーケティングがどういうものか非常に腹落ちしたわけですが、そうなってきたときに、マーケティングをする人間ってどういう風にならなければいけないんだろうという視点が浮かび上がってきました。

仕組みを作る、サービス・モノがお客様に届くまでのシステムを作るために、なにをしなければいけないのか。

それが、「戦略」につながってくるわけであります。

我々マーケティングをする人間の間でよく使われるパーチェスファネルというものがあります。

promote.list-finder.jp

ようは見込み顧客のサービスへの興味段階を漏斗(ファネル)の形でモデル化したものなんですが、特に広告なんかだとこのファネルの各段階によってどういった形での媒体出稿をするのかっていうのが重要視されます。

結局、マーケティングを考えるときにはやっぱりこのモデルが非常にわかりやすくて、サービスに対しての興味を見込み顧客とサービスとの距離と考え、それぞれの段階においてどういった適切なコミュニケーションをしてこのファネルのステージを下層に落とし込んでいくかという戦略が必要になってくるわけです。

故に、マーケティングをやるってなったときには、各段階にぶらさがっている手法にフォーカスしてプロフェッショナルになっていくだけでは不十分で、このモデル全体をサービスに適した戦略に落とし込めるか、その戦略のなかでどのように顧客とコミュニケーションをしていくかを作り出すということが重要なのだと思っています。

セールスとマーケティングの関係

前述の新卒時の思い出のなかで「マーケティングとセールスが縦割りになっていた」という述懐がありましたが、さきほどの顧客の段階、顧客とサービスとの距離、そこに合わせたコミュニケーションについて考えたとき、セールスという立場もまた縦割りではなくマーケティングと切っても切れない関係にあることが言えます。

ようは「距離」なのです。実際にセールスが商談の場でお客様と話をするタイミングというのは、さきほどのファネルで考えたときにもっとも最下層に近いステージ、購入検討の段階に近いと考えられます(もっとも、商談の場でもまだ検討段階の方も多くいるわけですが)。

そうすると、セールスというものもマーケティング活動=モノを売るためのシステムの一環に組み込まれているという見方ができますし、マーケティングをする人間はその段階の顧客に対して有効なコミュニケーションがなんなのか?を考える必要があると言えます。

なので、セールスとマーケティングというのは(冷静に考えると当たり前なのですが)切っても切れない関係にあり、相互にフィードバックをしていくことで戦略の質を高めあう関係にあるのではないかと思うわけです。

(そんなところもあって、いまの会社では営業部隊であるコンサル部にも所属しながら動いています)

というわけだったのサ

マーケティングについて自分なりにこうした理解を深めていった結果、いまは戦略的に大局観を身につける必要があるなと思っています。

そこで自称し始めたのが、マーケティングストラテジストというわけですね。

もちろんより一般的なマーケターという言葉でも本質をわかっていれば問題はないのですが、名は体を表すとも言いますし、自分はどうありたいのかを肩書にこめた次第であります。

一分野でのプロフェッショナルでなく、大きな流れとしてマーケティングに取り組める戦略家でありたい、そんな願望を込めて名乗っています。

まだまだスキルとしても経験としても肩書に釣り合うほどのことができているかはわかりませんが、そこはこれから徐々に追いついていけるように頑張るということで、ひとつお目溢しをいただければ幸いです。

とまぁ、今回はなぜわざわざ格好つけているのかという理由についてでした。

え、ブログのタイトルが「マーケター声優」になってる?

 

だってタイトルにしたら長いじゃん……。