山下薫平備忘録

声優・山下薫平です。兼業としてマーケティング支援の会社をやっていたり。声優業の話をしつつ、たまーにビジネスの話もしたり?

吐き出し方。

山下薫平。役者。よろしく

おはようございますこんにちはこんばんは。僕こと山下薫平です。

ジャンプで絶賛連載中のアクタージュがアツいという話です。

アクタージュ act-age 1 (ジャンプコミックス)

アクタージュ act-age 1 (ジャンプコミックス)

 

 すげぇ化け物じみた芝居(のなかでもある特定の手法)の才能をもった女子高生が役者として活躍していく的な物語で、まぁ職業柄気になりますよねそりゃ。

ちなみにいまの個人的なジャンプの2トップはこれと鬼滅の刃です。読んで。 

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックス)

 

 感覚派と理論派

アクタージュ、現在3巻まで出ていて、プロローグ~第2章的なところまで終わった感じです。

そこで出てくる超理論型の芝居をするライバルキャラみたいなのがいて、超感覚型の主人公と対比してうま~~~~く描かれているんですね(ちなみにいま本誌でも連載中の3章的なところでは主人公の上位互換な超感覚型キャラが出てきています。このあたりの違った表現タイプの役者とぶつける→自分と同じタイプでレベル高い役者とぶつけるっていう構成、妙です)。

んで、芝居の世界の片隅にいる人間としては、(ここまでマンガ的に分類はできないけど)自分は感覚派と理論派で言うとどっちなんだろうという気になるわけです。

Logic or Sense

結論から言うと、基本的には感覚派ですね。

基本的にってなんやねんという話ですが、生来はと言い換えると良いんですかね。

無意識で表現をすると頭でゴチャゴチャ考えずに、無意識でポーンと出すタイプです。

ただ、インプットに関しては理論派です。

きちんと手法やノウハウ、脚本の読み方についてはしっかりロジック立てて、それを基にいざアウトプットするときには感覚でスパーンとやるっていうのが基本形みたいです。

そしてやはりそこはマーケティングやる人の気質なのか(もしくは単純に性格なのかわかりませんが)、自分のアウトプットに対しては徹底的にロジックで分析をします。

なぜ音がここで上がり下がりしたのか、セリフの耳障りが悪いのはどこの発音・発声が悪いのかとか徹底的に分析します。

意外にいいバランス取れてると思うんですよね(自画自賛)(自分を褒めていけ)。

自分について分析できていると、他人のものを聞いたときにも分析がしっかりできるので、かなり得です。

こういう志向になったのは大学時代に某先輩2名の姿を見ていたからだろうなーと郷愁の念。ロジックおばけどもめっ……!て感じです。

べしゃりのプロとして

持論ですが、表現≒アウトプット/しゃべること(日常会話とか諸々ひっくるめ)って、大概の人が無意識で喋り散らかしてると思います。悪く言って無頓着というか。

それが聞こえよく言うと「感覚派」みたいなことになるのかもしれませんが、優れた感性のもとにアウトプットできる人間って天然物だと本当にごくわずかだと思います。

ゆえ、多くの凡人たる我々はインプットや、インプットしたものの吟味をひたすらロジカルに積み上げていく必要があると思います。

それを経た上ではじめて、丁寧にロジックを組み立てて出力するか、ベースのロジックに対して感覚(センス)でぽこじゃが脊髄反射アウトプットできるかが変わってくるのかなーなどと。

このあたり、本当はもっと細かくいろいろ考えた持論があるんですが、とりあえず今回はさわりだけみたいな感じでさらっと。

せめて、役者らしく

たまにはこの手の話題もしておかないとアイデンティティ・クライシスに陥ってしまうので今回はこんな内容でした。

ざっくばらんに1800文字程度に収めるというブログへの自分ルールがあるのでこのあたりで切り上げますが、順次このへんの内容も発信していきたいですね。

とりあえず、自分は思ったよりも生まれ持った感覚での発信がそれなりにできていて、そこの裏側にはきちんと理論があることが今日わかったので備忘録でした。